黒猫No.15
まずは左右の問題をそれぞれ解く必要があります.
左(A)の問題は簡単ですね.
漢字の中の矢印が指している方向にある部分を取ってくることで,
「桃」の右側は「兆」
「栃」の右下は「万」
があります.
これらはともに数を表す漢字になっていて,数字で書くと
兆は 1,000,000,000,000
万は 10,000
なので,兆は万の100,000,000倍(1億倍)です.
次に,右(B)の問題です.
Aと同じように矢印の先の方向を見ると「ム」と「タ」となってしまい,よくわかりません.
Aと矢印の色がちがうので,法則もちがうようです.
よく見ると,Bの2つの漢字はともにカタカナ2文字とみなせそうです(允は「ムル」,外は「タト」)
ここで,五十音表を考えます.五十音表において,カタカナを矢印の方向に1つずらすと,それぞれ
「ムル」→「ミリ」
「タト」→「ナノ」
となります.
ミリは10のマイナス3乗,ナノは10のマイナス9乗を表す接頭辞なので,ミリはナノの1,000,000倍(100万倍)となります.
したがって,Aの答え(1,000,000,000)はBの答え(1,000,000)の1,000倍なので,1,000が答えとなります.